DOMANE SL5は，標準でShimano R7000シリーズのコンポとボンドレガーのホイール・タイヤが付いています。エルゴパワーを使いたい思いから，他のパーツもまとめて交換しました。
エルゴパワーを使いたいだめだけのパーツ交換です。Shimanoコンポは性能・耐久性では優れていて実用上は十分で，不満がなければ手をつける必要は全くありません。
F/Rディレイラーとチェーン，ハンドルのみ残して他はすべて取り外し，ステム，サドルやヘッドセットのアッパーカバーを交換しました。
最終的に残ったパーツは，シートポスト，ヘッドセット（ISOSpeed），F/Rディレイラー，チェーン，カセットボディーだけで，これら以外はすべて分解交換することになってしまいました。
最終的な重量は8.9Kg（ボトルケージ2個付）となりました。
11Sのディスクブレーキ対応エルゴパワーは現行PotenzaとH11があります。クランクとあわせてH11を使いました。
クランク・チェーンリング（Campagnolo H11)
H11クランクのチェーンリングは，クランク長が175mmの場合，53x49の組み合わせが標準です。それで，50x34のチェーンリングに交換しました。H11用チェーンリングは入困難のため，11S Record用のチェーンリングを装着しました。H11クランクのチェーンラインはシマノのクランクより約1mm広いので，Fディレイラーを再調整しました。
ちなみに，H11チェーンリングと11S Record用チェーンリングではランプの形状が違いますが，11S Record用チェーンリングと現行Potenza（HO)は同じ形状です。写真の黒い方（奥）はH11チェーンリングで，シルバー（手前）はPotenzaです。
BB (Wishbone T47855-25C)
DOMANEのBBは85.5mm幅のT47です。標準は，praxisworksのBBです。この規格のウルトラトルク（Urtratorque)用BBは，Wishboneから発売されています。今回はこれを使いました。BB工具はpraxisworksもWishboneもそれぞれ専用ですので，こちらも用意しました。Wishboneの工具の型番はPF30で，praxsisworksの型番はT47-IBです。
ブレーキ(Campagonolo Disk Brake)
ブレーキキャリパー前後とディスクブレーキローター（前後も160mm）を交換しました。
シマノのディスクブレーキは，ブレーキレバーの「引き」に対してブレーキの「効き方」がリニアでないように感じました（あくまで個人の見解です）。一方，カンパニョーロのディスクブレーキはサイドプルブレーキと同じ感覚で，ブレーキレバーの「引き」とリニアに効く感じです。
また，カンパニョーロのキャリパーは，シマノのキャリパーに比べて形状がシンプルでデザインも気に入っています。
参考までに，カンパニョーロのディスクブレーキは，パーツリストを見る限り，キャリパーもシリンダーもすべてのグレードで同じもののようです。
ディレイラー（Shimano R7000）
F/Rディレイラーとチェーンは，標準のシマノR7000のままです。ケーブルだけカンパに交換して，再調整しました。
＊異なるメーカのコンポを組み合わせて使用することは，メーカ保証対象外であり事故などが発生してもすべて自己責任です。決して推奨するものではありません。
カセットボディー
シマノのR7000の11-32に変更しました。最大スプロケット34Tは使わないです。最小スプロケット11Tも使わないのですが，12-32という組み合わせがないので，11-32にしています。
ヘッドセット
ハンドル高を下げるため，アッパーカバーを高さの低いカバーに交換しました。DOMANEのヘッドパーツはFSAで，同じ規格の低いカバーに交換しています。まだハンドル高が少し高いですが，グラベルを走ることを考えてこのままにすると思います。
ホイール（DT Swiss ER1400 DICUT DB 21)
グラベル走行が目的なのでホイールは標準のままでもよかったのですが，重量が気になったので軽いホイールに交換しました。
ASTMのクラス２の完組ホイールを物色して，DTSwissのERシリーズにしました。DTSwissのホイールは初めて使いましたが，ラチェットの音がうるさく感じること以外は満足です。
参考までにカンパニョーロのカセットを使う場合は，カセットボディーを下記のパーツに交換します。左はQR用で右は142mmスルーアクスル用です。
QR用（左）：ROTOR KIT AC QR B BB_S (HWYABX00S1296S)
DB用（右）：ROTOR KIT AC 142/12 B BB_S (HWYABX00S7154S)
サドル
フィジークのアンタレスR3 ラージを使っています。
ステム
ポジションを合わせるためにステム長と角度を変えます。メーカ等にこだわりはないので，手持ちのシマノ Proアルミステムを使っています。